AI学習安全・ルール

小学生の自由研究で生成AIを使う方法|丸写しを避ける親子の6ステップ

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保護者と小学生が赤い狐と一緒に、ノート・複数資料・AIを使って自由研究を進めるイラスト

自由研究で生成AIを使うときに大切なのは、きれいな文章を早く作ることではありません。子どもが何に気づき、何を確かめ、どの情報を使い、結果から何を考えたかを追えるようにすることです。

学校・先生・応募先が生成AIの利用を認めている場合は、AIを「完成品を作る人」ではなく、問いを絞ったり、研究計画の抜けを質問したりする補助役にします。そして、AIを開く前の疑問、観察・測定した事実、読んだ資料、AIとのやり取り、本人の考察を分けて記録します。

この記事では、小学生の保護者を対象に、生成AIの利用が認められた後の自由研究を6ステップで解説します。そもそも宿題で使ってよいか未確認の場合は、先に生成AIを宿題に使っていい?保護者が確認したい5つの判断基準をご覧ください。

公式資料は2026年7月25日に確認しました。学校・先生・コンクールが指定する利用範囲、提出形式、引用方法がある場合は、その指示を優先してください。この記事の研究ログは、学校やコンクールの公式様式、学術研究の研究倫理基準、AI使用を判定する仕組みではなく、家庭で研究過程を説明しやすくする編集部独自の実践目安です。

結論|自由研究では「AIを使った跡」より「自分で確かめた跡」を残す

文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」は、学校での生成AI利用を一律に禁止したり義務付けたりするものではありません。児童生徒が使う場面では、発達段階や情報活用能力、学校の実態に応じて判断する考え方が示されています。

同ガイドラインは、生成AIの出力をほぼそのまま自分の成果物として提出することを不適切な例に挙げる一方、課題研究の素案に足りない観点を補う使い方も例示しています。その場合も、情報を確かめ、AIとのやり取りや引用・参考文献を残し、ツール名、入力した内容、出力、日付などを明記することが考えられるとしています。

家庭で実行するときは、次の状態を目指します。

  • AIを閉じても、子どもが研究の問いを自分の言葉で言える
  • 結果の根拠になる写真、数値、観察メモが残っている
  • 資料で知ったことと、自分で確かめたことが分かれている
  • AIをどの工程で何のために使ったか説明できる
  • 最後の考察を、子どもが結果と結び付けて話せる

この記事は生成AIの利用が認められた後の手順

「生成AIを使ってよいか」と「認められた範囲でどう使うか」は別の判断です。この記事が扱うのは後者です。

課題プリント、学校からの連絡、先生の説明、応募要項を見て、次を先に確認します。

  1. 生成AIを使える工程
  2. 子ども本人が操作できるか、保護者が操作するか
  3. AI利用をどの形式で記載するか
  4. 入力、出力、画面記録の提出が必要か
  5. AIで作った文章・画像・表・グラフを使えるか

書かれていない場合は、「テーマ候補を考えるときに使ってよいですか」「計画の不足点を質問する用途はよいですか」のように、使いたい工程を具体的にして先生へ聞きます。保護者が操作する場合も、学校の許可やサービスの利用条件を自動的に満たすわけではありません。

最初に用意する4つの記録

自由研究を始める前に、紙のノートや文書ファイルへ次の4つを用意します。

記録 残す内容 丸写しを防ぐ役割
問いメモ 最初の気づき、疑問、予想、最終的に選んだ問い AIを使う前から子どもに関心があったことを残す
観察・資料メモ 日時、条件、数値、写真、資料名、URL、ページ AIの文章と、自分で確かめた根拠を分ける
AI利用ログ サービス名、日付、操作した人、目的、入力、出力要約、採否と理由 AIが関わった場所を隠さず説明する
考察メモ 結果、予想との違い、理由の候補、限界、次の疑問 最後の判断を子どもの言葉に戻す

チャット履歴だけを研究記録にすると、観察した事実とAIの提案が混ざりやすくなります。AIの画面とは別に、研究の記録を残してください。

自由研究で子ども・保護者・生成AIが担当すること

「どこまでAIに任せてよいか」で迷ったら、自由研究の中心にある四つの作業を子どもへ戻します。

  1. 最終的な問いを選ぶ
  2. 観察・実験・調査を実行する
  3. 得られた結果をそのまま記録する
  4. 結果から言えることを考え、自分の言葉で説明する

AIは候補や確認質問を出せますが、子どもの代わりに体験したり、測ったり、驚いたりはできません。

工程別の役割表

工程 子どもがすること 保護者が支えること 生成AIへ頼めることの例
興味を見つける 最近気になったことを話す・書く 日常の出来事を質問で思い出させる 子どもの言葉から関連する観察対象を複数挙げる
問いを決める 実際に確かめたい一つを選ぶ 期間、材料、安全、実行可能性を見る 広すぎる問いを絞るための質問を返す
計画を作る 予想し、比べる条件と測るものを決める 危険、費用、場所、時間を確認する 変える条件・そろえる条件の不足を質問する
実行する 観察・実験・聞き取り・記録を行う 危険な作業、移動、写真撮影を補助する 原則として結果を作らせない
資料を調べる 本や公式ページを読み、必要箇所を記録する 図書館、検索、難しい語句を支援する 検索語の候補、確認すべき固有名詞を挙げる
結果を整理する 生データを表や図へ移し、変化を見つける 転記ミスがないか一緒に確認する 表とグラフのどちらが見やすいか質問する
考察する 予想と結果を比べ、自分の説明を書く 「どの結果からそう思った?」と聞く 断定しすぎた点や別の見方を質問で示す
まとめる 本文と発表を自分の言葉で作る 指定書式とAI利用記録を確認する 誤字の場所や、説明が飛んでいる箇所を指摘する

この表の「頼めること」は、学校・先生・応募先のルールで認められている場合の例です。認められる範囲は課題ごとに異なります。

AIへ任せない4つの中心作業

次の依頼は、研究の中心をAIへ渡しやすいため避けます。

  • 「このテーマで自由研究を全部作って」
  • 「観察結果をそれらしい数字にして」
  • 「このデータから考察を書いて」
  • 「小学生らしい文章にして、AIを使ったと分からないように」

失敗した実験、予想と違う数値、うまく説明できない箇所も研究の一部です。都合のよい結果へ置き換えません。保護者も、子どもの言葉を大人らしい文章へ作り直すのではなく、説明が足りない場所を質問で返します。

子どもの自由研究で生成AIを使う6ステップ

ここでは、AIを開く前から提出前までを一つの流れにします。題材は観察、実験、調べ学習、工作で変わりますが、記録の分け方は共通します。

ステップ1:AIを開く前に気づきと疑問を書く

最初の5分はAIを使いません。子どもへ次の三つを聞き、話した言葉に近い形で残します。

  • 最近「変だな」「どうしてだろう」と思ったこと
  • 自分で見たり、触ったり、比べたりできそうなこと
  • 調べ終わったら誰に何を伝えたいか

たとえば「氷がすぐ溶けた」という気づきが出たら、まだ題名へ整えず、そのまま書きます。次に「置く場所で違う?」「皿の種類で違う?」など、子どもが続けて口にした疑問を残します。

この順番にすると、AIが出したテーマを子どもの興味だったことにせずに済みます。何も思い付かない場合も、家の中、通学路、食事、天気、植物、遊びなど、最近の出来事を保護者が一つずつ尋ねます。

ステップ2:広いテーマを確かめられる問いへ絞る

「氷について調べる」「昆虫を調べる」のようなテーマは、まだ研究の問いではありません。期間内に比べられる形へ絞ります。

問いを決める前に、次の条件を紙で確認します。

  • 一つの文で言えるか
  • 家庭や訪問先で実際に観察・測定できるか
  • 比べる対象があるか
  • 期間と材料が現実的か
  • 子どもが結果を予想できるか

ここで生成AIを使うなら、答えやテーマを決めさせるのではなく、質問を返す役にします。

私は「氷が置く場所で溶ける速さが違うのはなぜか」が気になっています。答えや完成した研究テーマは出さず、家で安全に比べられる一つの問いへ絞るための質問を、一度に一つずつしてください。

AIの質問へ答えた後も、最終的な問いは子どもが選びます。問いメモには「AIを使う前の疑問」と「決めた問い」を両方残し、何が変わったかを書きます。

ステップ3:条件・測り方・安全を研究計画にする

問いが決まったら、実験や観察を始める前に次の欄を埋めます。

項目 書くこと
予想 どうなると思うか、その理由
変える条件 一回の比較で意図的に変えるもの
そろえる条件 大きさ、量、時間、場所など同じにするもの
測る・見るもの 時間、長さ、温度、回数、色、形など
記録方法 表、写真、スケッチ、音声メモなど
回数・期間 何回、何日、どの時刻に行うか
安全・許可 火、水、刃物、薬品、屋外、撮影、聞き取りなど

AIへ計画を確認させる場合は、「正しい計画を作って」ではなく、不足を質問させます。

次の研究計画について、結果を予想したり文章を書き直したりせず、①変える条件、②そろえる条件、③測るもの、④安全のうち、まだ決めていない点を質問してください。

AIの提案を全部採用する必要はありません。「材料がない」「期間に合わない」「危険がある」と判断して使わなかった案も、AI利用ログへ短く残すと、子どもが選んだ過程が分かります。

ステップ4:観察と資料を別々に記録する

研究中は、次の三種類を同じ文章へ混ぜません。

  1. 自分で確かめたこと:見た、測った、数えた、聞いた内容
  2. 資料で知ったこと:本、ウェブページ、展示、配布物に書かれた内容
  3. 生成AIが提案したこと:質問、説明、候補、整理方法

観察・測定には、日時、場所、条件、単位、失敗も含めて記録します。資料は、発行者、資料名、著者、出版年、ページ、URL、見た日など、後から同じ箇所へ戻れる情報を残します。

国立国会図書館 国際子ども図書館の「調べもの」も、本やウェブページの情報源を記録し、参考文献リストにする方法を案内しています。学校から書き方が指定されている場合は、その形式に従います。

AIが挙げたURL、書名、数字は、実在するとは限りません。AIの回答を資料欄へ直接移さず、元のページや本を開きます。具体的な確認方法は生成AIの答えは本当?小学生とできるファクトチェック5ステップで解説しています。

写真へ友だちの顔、名札、学校名、住所が写る場合や、インタビュー内容をAIへ入力する場合は特に注意が必要です。個人情報を含む入力を避ける基本ルールは子どもが生成AIを安全に使うための7つのルールも参考にしてください。個人情報保護委員会も生成AIサービス利用時の注意として、入力内容に応じて利用規約やプライバシーポリシーを確認するよう案内しています。

ステップ5:AIには文章ではなく不足を質問させる

結果が出ると、「考察を書いて」と頼みたくなります。しかし、結果をどう受け止めたかが自由研究の中心です。先に子どもが次を話し、短くても自分で書きます。

  • 予想と同じだったか、違ったか
  • どの数値・写真・観察からそう思ったか
  • 結果へ影響したかもしれない条件
  • 今回の方法では分からなかったこと
  • 次に確かめたいこと

その後でAIを使うなら、文章を作らせず、説明の不足を質問させます。

以下は私が書いた考察です。修正文や模範解答は作らず、①結果から言えること、②結果だけでは言えないこと、③追加で説明が必要なことについて、確認質問を三つまでしてください。

AIから「別の原因もあり得る」と言われても、それを事実として追加しません。子どもが記録を見直し、「今回の結果だけでは決められない」と書くことも立派な考察です。

文部科学省の「自分の意見を形成する観点から、生成AIの活用方法を考えよう」でも、生成AIの情報をそのまま自分の意見にせず、信頼性を確かめ、自分の意見をよりよくするために使う考え方が示されています。対象は中学校・高等学校の教材ですが、「AIの文章を完成品にしない」という点は、保護者が小学生を支えるときにも参考になります。

ステップ6:本人の考察とAI利用記録を添えてまとめる

提出物は、学校の指定がなければ次の順序で整理できます。

  1. 研究のきっかけ
  2. 確かめたい問い
  3. 予想と理由
  4. 方法と条件
  5. 観察・測定した結果
  6. 資料で調べたこと
  7. 結果から考えたこと
  8. 分からなかったこと・次の問い
  9. 参考にした資料
  10. 生成AIを使った箇所と方法

AI利用の記載は、学校の指定を優先します。指定がない場合は、次のように工程と本人の仕事を分けて書けます。

生成AI(サービス名)を○年○月○日に、研究の問いを絞るための質問と、実験計画で足りない点の確認に使用しました。入力した内容と回答の要約は別紙のAI利用ログに記録しました。最終的な問いの選択、観察・測定、結果の記録、考察、本文の作成は本人が行いました。

実際に行っていないことを記載したり、AIの関与を小さく見せたりしません。AIの出力を文章や画像として掲載する場合は、学校指定の引用方法も確認します。

そのまま使える自由研究の研究ログ

次の表をノートへ写すか、研究ごとに一行ずつ追加します。すべてを一枚へ詰め込む必要はありません。写真や長い記録には番号を付け、「観察3」「資料B」「AIログ2」のようにつなげます。

日付 問い・目的 自分で確かめたこと 読んだ資料 AIを使ったこと 本人の判断・次の行動
例:8月○日 最初の疑問を書く 見たこと、測ったこと、失敗をそのまま書く 発行者、資料名、ページ、URL、閲覧日 ログ番号と目的を書く 採用・不採用の理由、次に試すこと

この5欄を分ける理由は、文章の出どころを追えるようにするためです。「AIが説明したので結果だと思った」「資料に書いてあったことを自分の観察だと思った」という混同を減らせます。

AI利用ログの書き方

AIを使うたびに、最低限次を残します。

項目 記録例
利用日時 ○年○月○日 ○時ごろ
サービス名 実際に使ったサービスの正式名称
操作した人 子ども/保護者/親子で同じ画面を見た
使った目的 問いを絞る/計画の不足を探す/考察への確認質問
入力した内容 入力文をそのまま、または学校が認める形式で保存
出力の要約 どのような質問・候補が出たか
採用したか 採用/一部採用/不採用
理由 自分の興味に合う、危険がある、期間に合わない、資料で確認できない等
提出物で使った場所 問い、方法、表の形式、考察の確認など
別資料での確認 確認した資料番号、または確認できなかったこと

チャット全文の提出が必要かは一律ではありません。学校が求める記録方法に従ってください。スクリーンショットを保存する場合は、アカウント名、メールアドレス、履歴の別の会話など、提出に不要な個人情報が写っていないか確認します。

答えを書かせない生成AIへの質問例

以下は、生成AIの答えを完成品にしないための質問例です。サービスの利用条件と学校ルールを確認し、固有名詞や個人情報を入れずに使います。

興味を問いへ変える

私は「○○」を見て「△△」が気になりました。答えや完成した題名は出さず、家で観察・比較できる問いへ絞るための質問を、一度に一つずつしてください。

研究計画の抜けを探す

私の計画は次のとおりです。計画を書き直さず、変える条件、そろえる条件、測るもの、回数、安全のうち決まっていない点を質問してください。

検索語を考える

「○○」について、行政、大学、博物館などの資料を自分で探したいです。答えやURLを作らず、検索に使える言葉の組み合わせを五つまで挙げてください。資料が実在するかは自分で確認します。

結果の見落としを探す

この表は私が測った結果です。結論を代わりに書かず、比べるときに見るべき列、単位、測定回数の不足を質問してください。入力した数値を変更しないでください。

考察を点検する

これは私が書いた考察です。文章を書き直さず、結果から言えることと言えないことを分けるための確認質問を三つまでしてください。

発表の練習をする

私の研究説明を読んで、小学生の発表後に聞かれそうな質問を一問ずつしてください。模範解答は出さず、私の返事に分からない点があれば追加で質問してください。

AIが指示どおりに動かず完成文を出した場合は、そのまま使わない選択ができます。「出力されたが不採用」とログへ残し、子どもの記録へ戻ります。

提出前に親子で行う丸写しチェック

最後はAI判定ツールへ文章を入れるのではなく、研究過程と子どもの説明を確かめます。判定ツールだけで文章の作成者を正確に決められるとは限らず、別サービスへ提出物を入力すること自体にも確認が必要です。

親子で画面を閉じ、次の4問を確認してください。

  1. 「何が気になって、この問いにしたの?」
    AIの候補ではなく、最初の気づきから説明できるか。
  2. 「どの結果を見て、そう考えたの?」
    写真、数値、観察メモの場所を指せるか。
  3. 「資料で知ったことと、自分で確かめたことはどこ?」
    二つを混ぜずに説明できるか。
  4. 「AIはどこで使い、何を採用しなかった?」
    使った工程、採否、理由をAI利用ログと一致させられるか。

答えに詰まったら、子どもを責めず、その場所の記録を一緒に見直します。大人が説明を作るのではなく、「どの写真のこと?」「その数字は何回目?」と手がかりを返します。

自由研究で生成AIを使うときのよくある質問

AIが出したテーマを選んでもよいですか?

学校がテーマ候補の相談を認めていれば、候補の一つとして扱えます。ただし、AIの題名をそのまま選ぶのではなく、子どもが気になる理由、家で確かめられるか、何を比べたいかを話して最終的な問いを決めます。AIを使う前の疑問と、候補から選んだ理由を残してください。

保護者がAIを操作すれば問題ありませんか?

保護者の操作だけで、課題ルールやサービスの条件を満たすとは限りません。学校・先生・応募先が認める利用範囲と、サービス提供者の年齢条件、保護者同意、アカウント利用条件をそれぞれ確認します。

AIとの会話は全部印刷する必要がありますか?

必要な形式は学校や応募先によって異なります。指定がなければ、サービス名、日付、操作した人、目的、入力、出力要約、採否と理由、利用箇所を記録すると過程を説明しやすくなります。チャット全文や画面記録を求められた場合は、その指示に従います。

AIに表やグラフを作らせてもよいですか?

学校が認めている場合でも、元の数値、単位、測定条件を別に保存し、AIや表計算ソフトが数値を変えていないか照合します。グラフを作ったツールと方法も記録します。見栄えを整えることと、結果を解釈することは分け、考察は子どもが行います。

AI画像を自由研究へ載せてもよいですか?

学校の指示、使ったサービスの条件、画像の内容、既存作品との関係、引用・表示方法を確認します。AIで作れば何でも自由に使えるわけではありません。詳しくは子どもがAI画像を作るときの著作権ルールをご覧ください。文化庁の「AIと著作権について」にも公式資料があります。

低学年でも同じ手順でできますか?

欄を減らし、子どもが話した言葉を保護者がそのままメモする形にできます。ただし、子ども本人が生成AIを直接使えるかは、サービスの年齢条件や学校方針によって異なります。保護者が画面を操作する場合も、子どもの問い・観察・考察を代わりに作らないことが大切です。

AIを一度も使わないことになっても失敗ではありませんか?

失敗ではありません。「最初の疑問だけで問いが決まった」「AIの案は期間や安全条件に合わず使わなかった」という判断も研究過程です。使わなかった理由を残せば、目的に合わせて道具を選んだことを説明できます。

まとめ|AIがなくても説明できる研究にする

生成AIの利用が認められた自由研究では、次の順序で進めます。

  1. AIを開く前に、子どもの気づきと最初の疑問を書く
  2. AIには答えを出させず、問いを絞るための質問をさせる
  3. 変える条件、そろえる条件、測るもの、安全を計画する
  4. 観察した事実、読んだ資料、AIの提案を分けて記録する
  5. 子どもが先に考察し、AIには不足を質問させる
  6. AIのサービス名、日付、入力、出力、採否、利用箇所を添えてまとめる

目標は、AIを使ったことを隠すことでも、AIを使った回数を増やすことでもありません。画面を閉じた後に、子どもが「何を確かめ、どの結果から、何を考えたか」を自分の言葉で説明できる研究にすることです。

家庭での生成AI学習を自由研究以外にも広げたい方は、小学4〜6年生のAI学習は何から始める?も参考にしてください。

参考資料

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黒山 結音

この記事を書いた人

黒山 結音

NEXT INNOVAITION株式会社 代表取締役。「あなたのAI教室」を運営し、AIコンサルティング・教育事業に取り組んでいます。